小学・中学生で読書習慣が皆無で、9年間で読んだ本が合計5冊位のらっこパパです。
で、そのことを後悔しているので、息子には本を読む子供に育って欲しいと願っていて、本を読むように頻繁に促しています。
結果、息子は普段は走り回ってばかりの男の子ですが、信じられない程本好きに育っています。
この記事では、息子がこの本を読んで本を読むのが好きになったという、小学生低学年向けのおすすめの本を紹介していきます。
自分一人で本を読むのは6歳~7歳頃からがおすすめ
息子は6歳頃まで親と一緒に絵本を読んでいました。
そんな息子の様子を見ていて、小学校入学前後の6歳~7歳頃が自分一人で読みもの本を読むように切り替える最適のタイミングと感じました。
6歳~7歳頃から自分一人で読み始めるのが最適な理由
ではまず6歳~7歳頃から自分一人で読み始めるのが最適と考えている理由を2点説明していきます。
理由①
6歳頃まで親と一緒に絵本を読んでいると、絵本を一緒に読んでいた流れで自分一人でも本を読むことを自然と促しやすいからです。
理由②
6歳~7歳で小学校に入学して教科書を自分一人で読むようにもなります。新しいことに取り組む始めるこのタイミングも、自分一人で本を読むのに切り替えるのに適している為です。
「絵本を読んで貰っているのを聞く」⇒「絵本を自分で読む」へ移行するのは難しい
まず、自分で読んでみよっかと促して、すぐに自分自身で読むようにはならない可能性が高いです。
絵本を読んでもらっている状態から、いきなり自分一人で読むのに移るのは確かに大変ですよね。。
そこで、その大変な部分乗り越える為に、「この本を読みたい!」という本人の気持ちがとても重要になってきます。
なので、「本を読みたい!」と思わせることができる面白い本を探してあげることが親が出来る最も大切なサポートと感じています。
そこで次からは具体的に「この本を読みたい!」と思えるような本を紹介していきます。
6歳頃から読書をスタートするのにおすすめの本を紹介【息子がもっと読みたいと言った本】
ではここからは実際に息子が読んで、「面白かったから、他の本も読みたい〜」と、訴えてきた読書用のおすすめの本を7つ紹介していきます。
すべて人気のシリーズもので、以下の「絵本の要素もある読みもの本」の3つと、「活字が中心の読みもの本」の4つに分けて紹介していきます。
- おしりたんてい
- ほねほねザウルス
- りんごかもしれない
- よわむしおばけ
- ノラネコぐんだん
- 王さまシリーズ
- エルマーの冒険
それではまずは「絵本の要素もある読みもの本」から3つ見ていきます。
【1】おしりたんてい
まずは小学校1、2年生に圧倒的な人気を誇るおしりたんていから紹介していきます。
自分で本を読み始めることを促す際に一番のおすすめ本で、男女問わず楽しめる点も良いですね!
実際に息子の場合も、おしりたんていの読みものを6歳頃で一緒に読み始めたのですが、いつの間にか1人で声に出して読むようになっていました!
おしりたんていについては、別の記事で詳しく紹介しているので、気になる方はそちらを読んでみてください。
【2】ほねほねザウルス
続いてほねほねザウルスです。
ほねほねザウルスはおしりたんていと雰囲気は似ていて、すべてのページに絵が描かれています。
一方でおしりたんていとの違いは次の2点です。
- 行間が狭く、文字数が多い
- ストーリーが長い(一冊で1話)
なので、活字中心の読みもの本への移行を狙う本としては最高の位置づけになりますね!
ほねほねザウルスは小学2年生におすすめ!
夏休み前に本屋さんに行くと、小学2年生の課題図書として「ホネホネザウルス」が取り上げられていました。
実際に息子の場合も、小学1年生の後半から小学2年生にかけてほねほねザウルスの本をとても楽しみながら20冊以上読んでいました。
ほねほねザウルスについては他の記事でも詳しく紹介しているので、気になる方はお読みください。
【3】りんごかもしれない
ご存知の方も多いと思いますが、「りんごかもしれない」ヨシタケシンスケさんが描いた絵本です。
「子供の本総選挙」というものがあるのですが、このランキングの中で、ヨシタケシンスケさんの絵本は軒並み上位にランクインされていますね。
そこで、僕も息子が6歳辺りのとき図書館から借りてきて読ませてみたのですが、何度も楽しんで読んでいました!
それ以降、様々なヨシタケシンスケシリーズの絵本を借りてきているのですが、とても楽しんでいて、「他の本を借りてきてー」とせがまれます。
少しおふざけ感のある雰囲気の絵本なのですが、その世界観が6歳の息子には楽しいようですね。
ヨシタケシンスケシリーズの特徴
ヨシタケシンスケシリーズの絵本は、普通の絵本のようですが、普通の絵本とは違い、以下のような特徴があります。
- 本が大きく、ページ数も結構多い
- 文字も意外と多い
結果として、6歳頃から一人で本を読み始めるのに最適な本の一つと言えます。
息子の好きなランキング
ヨシタケシンスケさんの絵本をたくさん読んだ後で、息子に特に好きな絵本を尋ねてみました。
結果、以下の2冊が面白かったとのことです。
(実際この2冊は図書館から借りてきたとき、何度も読んでいましたね。)
①りんごかもしれない
②このあと どうしゃちゃおう
また、上記の「りんごかもしれない」と「このあとどうしゃちゃお」は、こども総選挙でも、ヨシタケシンスケさんの絵本の中で1位と2位なので、息子ランキングは意外と参考になりますね!
では続いて、以下の「活字が中心の読みもの本」を4つ見ていきましょう。
- よわむしおばけ
- ノラネコぐんだん
- 王さまシリーズ
- エルマーの冒険
まずは以下の簡単な表に整理していきます。
活字が中心の 読みもの本 | 1頁の行数 | 漢字の多さ | 息子の感想 |
---|---|---|---|
よわむしおばけ | 11行 | とても少ない | 面白い |
ノラネコぐんだん | 8行 | 比較的少ない | 普通 |
王さまシリーズ | 12行 | 比較的少ない | いまいち |
エルマーの冒険 | 13行 | 比較的少ない | いまいち |
【4】よわむしおばけ
よわむしおばけは1984年に初版が発売されたずっと以前から読まれている読みもの本です。
Amazonの「フォア文庫部門」のランキングで10位以内にもランクインすることもある程、根強い人気のある本ですね。
僕はAmazonで評判の面白い本を探すのがライフワークになっていて、日々様々な本を探していく中でよわむしおばけのことを見つけることができました。
以下のようにシリーズは全部で5冊あり、息子はすべてを読んでいます。
- よわむしおばけ
- よわむしおばけのたんじょうび
- よわむしおばけとまほうつかい
- よわむしおばけのカレーライス
- よわむしおばけとサンタクロース
よわむしおばけを実際に読んだ息子の感想
最初に「よわむしおばけ」を読んだのですが、息子は夢中になって読んでいて、また次の本も読みたいと訴えていました。
結果、シリーズ5冊すべてを読破しました。
息子にとっては、初めての活字中心の読みもの本だったのですが、楽しみながら読み進めることが出来たので、とても良かったですね!
実際に息子が読んだタイミングは、6歳半頃で小学校に入学した頃です。
よわむしおばけの本の文字数や漢字について
上の写真のように、1ページの行数が11行と少なく、文字数はそこまで多くありません。
また漢字は少なく、一部だけ漢字があります。
少し気になる点として、「七」などの漢数字については振り仮名がありません。
一番のおすすめは「よわむしおばけ」!
よわむしおばけシリーズの中で一番のおすすめは「よわむしおばけ」です。
理由としては、Amazonのフォア文庫部門でいつも上位にランクインするのが「よわむしおばけ」で、人気度合いに安定感があるからです。
他の理由としては、息子が最初に「よわむしおばけ」を読んでシリーズが好きになった為です。
昔からある本なので、図書館にも在庫がある可能性も高く、まずは図書館で借りてみるのもいいですね。
【5】ノラネコぐんだん
ノラネコぐんだんシリーズからは、「ノラネコぐんだんと海の果ての怪物」と「ノラネコぐんだんと金色の魔法使い」の2冊の読みもの本が発売されています。
2冊ともAmazonの「こどもの冒険読み物」部門で、100位以内にほとんど毎回ランクインしているので、高い人気度合いが伺えます。
一つ注意点として、絵本でおなじみの「ドッカーン!」の爆発場面は読みもの本では出てきません。
このことはAmazonの口コミコメントにも書かれていますね。
ただ息子が言うには、話のストーリーが面白いので、いつもの絵本のノラネコぐんだんとは雰囲気が違うのは気にならないとのことでした。
ノラネコぐんだんの読みものを実際に読んだ息子の感想
息子のコメントは、「普通に面白い」と言って、楽しんでいました。
息子は実際に読んだタイミングとして、まずは「ノラネコぐんだんと金色の魔法使い」を6歳半頃に読みました。
その後、7歳半頃に「ノラネコぐんだんと海の果ての怪物」を読みました。
その際、図書館から借りてすぐに読み終えたので、ノラネコぐんだんの読みもの本はとても気に入っています。
ノラネコ軍団シリーズの読みもの本の文字数や漢字の多さ
上の写真はよわむしおばけとノラネコぐんだんの本を並べて撮ったものです。
左がよわむしおばけで、写真の右側がノラネコぐんだんの本です。
文字の大きさを比較してみると、ノラネコぐんだんの本の方が少し文字が大きいことがわかります。
多少漢字もありますが、すべてフリガナが振ってあるので、読みやすいですね。
【6】王さまシリーズ
王さまシリーズの読みもの本は全部で6冊程あり、その大部分がAmazonの「フォア文庫部門」で上位にライクインされている人気の読みもの本です。
王さまシリーズを実際に読んだ息子の感想
息子は王さまシリーズの中で、「王さまていたんてい」と「王さまレストラン」の2冊を読みました。
その後、「王さまシリーズの他の本は借りてこなくても大丈夫」と言っていたので、息子的には少し物足りない様子でした。
【7】エルマーの冒険
エルマーの冒険シリーズは、昔からある冒険ものの読みもの本です。
エルマーの冒険シリーズは他にも種類があり、3冊セットというラインナップもあります。
Amazonでは、「童話・こどもの文学部門」で「エルマーの冒険」が唯一100位以内にランクインされているので、まずは「エルマーの冒険」がおすすめです。
エルマーのぼうけんを実際に読んだ息子の感想
息子が読んだ感想としては、「エルマーの他の本は読まなくても大丈夫」と言っていたので、息子的にはあまりはまらなかった様子です。
息子が実際にエルマーのぼうけんを読んだタイミングは小学1年生の頃です。
エルマーの冒険シリーズの文字数や漢字の多さ
上の写真はよわむしおばけとエルマーの冒険を並べて撮ったものです。
左がよわむしおばけで、写真の右側がエルマーの冒険の本です。
文字の大きさを比較してみると、エルマーの冒険の方が文字が大きいことがわかりますね。
【8】その他の読みもの本
最後に上で紹介した以外で気になる本を紹介していきます。
6歳~8歳位で読み始めるのに最適な本を探す為、本屋さんで平積みになっている本を定期的にチェックしています。
日々、僕のライフワークにもなっているAmazonで面白い本はあるので今もどんどん調べている最中です!
あとは最近、「子供の本総選挙」の結果も参考にしています。(第2回の結果を主に見ています。)
その結果、小学1・2年生に人気の本は意外と集約されていて、この下で人気のシリーズ本を2つ紹介していきます。
①ざんねんないきもの事典
ざんねんないきもの図鑑は、「子供の本総選挙」で1年生部門、2年生部門でもともに1位を獲得している人気の本です。
ただ、本の中で出てくる動物たちがあまり知られていない動物が多く、息子自身知らない動物ばかりなので、自ら手に取って本を読むことはなかったです。
息子は恐竜好きなので、僕がスピノサウルスなど息子が興味を持ちそうなのページを紹介して、それを読んでいました。
他にも「ざんねんな生き物図鑑」は今まで紹介した本と比べても文字が小さい点も少し気掛かりですね。
②科学漫画サバイバルシリーズ
息子は他にも科学漫画サバイバルシリーズの本もお気に入りです。
一番最初に借りてきたのが、「恐竜世界のサバイバル」だったのですが、あまりにも面白かったようで、借りてきた2週間の間で4、5回一生懸命読んでいました。
ただ、漢字が多くて文字数も多い関係で、文字が結構小さいです。
特にふりがなが読みにくい傾向があるので、ある程度漢字が読めるようになってから他のシリーズを読ませています。
このブログでは他にもおすすめの読みものについても記事をまとめているので、気になる方は以下もご覧ください。
本を自分で読み始めたときに注意したこと:読み間違いを正す
6歳過ぎから自分で声に出して本を読むようになってから、読み間違えがあった場合、その都度間違いを指摘するように心掛けました。
どうして間違いを曖昧にすることなく、しっかりと正すようにしたのか、以下理由を説明していきます。
理由①:脳科学の本に、4歳以降は間違いをしっかりと本人に伝えて、間違いを痔す必要があると書かれていた為
「親子で育む天才脳」という脳科学の学者が書いた本に、脳の成長の過程で4歳以降は間違っていることはしっかり正すことが好ましいという記述がありました。
なので、5歳過ぎ辺りから徐々に間違っていることを指摘するように心がけて、本を自分で読み始めるようになった6歳少し前辺りからは、しっかりと間違いを指摘するようにしました。
理由②: きれいに・正確にやらせるように促した方がかえってやる気が高まる為
読み間違いがあった際に、間違いを正すように心掛けた理由の2つ目です。
モンテッソーリ教育の本の中に、子供は何でもいいからやればいいという方法で何かをやらせるより、よりきれいに正確にやらせるように促すした方がかえってやる気が高まると書かれていました。
(僕が何度も読んで参考にした本は「親子が輝くモンテッソーリのメッセージ」相良 敦子(著)です。)
以前僕は、頑張って取り組んでいるのでそれだけで十分かなとか、ついつい思っているときもありました。
また、間違っている場合などに間違いの指摘をするとせっかくのやる気がなくなってしまうことを恐れていたこともありました。
ただ、モンテッソーリ教育の本の中では、より正しくやるように促した方がやる気が高まるとっていうんですよね。
なので、間違っている文字を修正しなかったり、字の書き方が雑な場合など、適切にするように促していきました。
ただ間違いを正しくするように促す際はやさしく伝えるのが大切ですね。
理由③:そもそも、間違いを指摘しないで間違ったままにしておくのは、良くない。
間違いをしっかり認識させて、間違いを直すように本人に促していくことが大切ということはいろいろなシーンで言われています。
結果、間違いがなくなり、成長していき、出来ないことが出来るようになって成長していくので、間違いを指摘することは大切なことでしょう。
6歳から8歳で読書習慣を付けた後の目標について
この記事では、6歳前後から8歳までの間におすすめの読書用の本を紹介してます。
ただ8歳以降も読書を続け、小学生の間にたくさんの本を読むように育って欲しいですよね!
そこで、8歳以降で実際に読んでいる本や今後の目標を簡単に紹介していきます。
目標①:読みもの本を継続的に読み続ける
今まで6歳~8歳頃におすすめの読みもの本を紹介してきましたが、8歳以降もとても楽しめる読みもの本もたくさんあります。
なので、8歳以降も身に付いた読書習慣を維持できるように面白い本をたくさん読んでいくよう促しています。
目標②:「僕らの七日間戦争」を小学4年生に読む
どうして「僕らの七日間戦争」なのかと言うと、昔からある定番の人気の本であり、「子供の本 総選挙」でも総合9位にランクインされていて、小学生から高い支持を受けているからです!
僕らの七日間戦争は、僕も読んだことがあり、面白かったと感じている点も理由の一つです。
僕が読んだのは中学校のときで、中学生の頃に読んだ数少ない本の1冊です!
ただTwitter上の皆さんのツイートを読んでいると、皆さん小学生の頃に読んだっていうんですよね。
僕は読書習慣がない小学生時代を送ったので、僕ら七日間戦争を中学1年生辺りに読んだのですが、結構残念な小学生な感じですね。。
息子には僕のように残念な小学生図鑑に載らないように、小学生のうちに読書習慣を身に付けさせたいと強く思う今日この頃です!